大きく踊る？！ってどうやるの？必要な5つの要素 - ☆★☆ emoTION主催石川由佳のダンス人生 ☆★☆

大きく踊ることって、ダンサーにとっては基礎の部分。大きく踊っている人には、目がいくし、見てる方も楽しい。そんなダンサーにどうやったらなれるのか、大きく踊るために必要な5つの要素をご紹介します。

まず1つめは、

【自分の体を最大限に使う】

これってみなできてるようで、できてない人はたくさんいる。自分の体を知らない。

大きく踊りたいというときに、自分が使える体の限界の把握を間違えている。

もっと手を長く使えるし、足も長く使える。

手は、肩甲骨から手と思え！というのをよく言われるが、さらに指先からあと1mは手だという意識で踊る。足はお尻から足、腰から足が生えてるイメージで踊る、さらに足を上げたりするときはつま先からさらに1m足があるイメージ。

つまり、手も足も自分の肉体があるとこまででエネルギーがプツっときれてるのではなく、その先も”ある”という感覚をもつ。エネルギーが出続けてるのだ。

さらに、肘をしっかり伸ばすというときに、限界まで伸ばすと逆に短くみえる人もいる。猿手の人などがそうだ。その場合、少しゆるめてる方が長くみえる。自分の手について研究してほしい。

2つめは、

【体の可動範囲を広げる】

今の踊りよりもっと大きく踊るにはどうすればよいか。今よりもとなると、今の体が動く範囲を広げる必要がある。

そうなると、柔軟性が大切だ。

足をより自由に動かしたい場合は、股関節を柔らかくする必要があるし、腕を大きくつかいたかったら、肩を柔らかくしたい。さらに、首や手首、足首、足の指の関節も柔らかくなると、可動域は広がる。とくに足の指の関節が柔らかいとルルベが高くなるので、背を高くみせる効果もある。

また、柔軟をする際、体の各パーツが正しい位置にある状態でやってほしい。骨盤がズレている、首の骨がズレている状態でやると、痛める場合もあるため調整してからがオススメ。

調整しただけで、思ってたより可動域が広くなってる場合もある。

そして、体の可動範囲が広がっただけではそれを使えない。そのために必要なことを次に説明する。

3つめ、【筋肉をつける】

体も柔らかく大きく使えるはずなのに、使えないとき、筋肉がないことが原因の場合がある。

開脚もしっかりできるのに、足を高く上げることができない場合、その足を上げる筋肉がない。

足を上げる筋肉は、股関節にもあるが、腹筋や体幹もある。なので、腹筋をしっかりやることも必要だが、実際には体じゅうのいろんな筋肉をバランス良くつかって足を上げているので、何度も足を上げる練習をして筋肉をつける必要がある。例えば、軸足の引き上げや首なんかも関わっている。踊ったあとに筋肉痛になった場合、よく意識してみてほしい。どこの筋肉を使って踊っているのか、自分の体を知ってほしい。

4つめは、【体幹を鍛える】

例えば速いリズムの曲で踊ってるときに、大きく踊ろうとすると、音に間に合わなくなってしまうことってあると思います。その場合、全部を大きく踊る必要はないので、見せたいとこだけ音をいっぱい使って大きく見せる。そして、その次の動きが音から外れないように、シュッと素早くもどるわけですが、そのシュッというのが体幹がないとできないわけです。

ためるところとキレをだすところがあって、メリハリがつくのだが、体幹がないと素早く自分軸にもどってこれないので、自分が戻ってこれる範囲でしか動けない。

5つめは、大きく踊るために１番必要なこと。

【自信を持つ、そして勇気を出す】

これは、今の自分の等身大の踊りをただやればいい。

もちろん、振りをしっかり覚えてないと大きく踊れない。頭で考えなくても体が覚えてて踊れるレベルまで回数をやって落とし込む必要もある。

ただ、自分の踊りを見られるのが恥ずかしいや、間違えるのが恥ずかしいという気持ちがあると大きく踊ることは難しい。また、自分の大きく踊れる範囲の限界を知るまで、転んだり失敗もある。大きく踊れる限界で練習するからこそ、その範囲も広がっていく。

だから、失敗する自分、みんなに笑われる自分にもOKを出す。

5つ紹介してみました。いかがですか？^_^

参考になりましたでしょうか。

f:id:emojizo:20170517095855j:image