☆★☆ emoTION主催 石川由佳のダンス人生 ☆★☆

これまでのダンス人生の経験、ダンスについての想い、レッスンクラスでの体験談などを綴っていきます。

ダンス/自分と向き合うことの重要性

ダンス/自分と向き合うことの重要性

 

自分と向き合うとは?

私はブログの中で「自分と向き合う」という言葉をよく使いますが、どういうことかわかない人はたくさんいると思います。今回はそれを詳しく説明していきます。


自分と向き合うということを別の言い方にすると、「自分が本当にどうしたいかを感じる」、「自分の選択を他人のせいにしない」、「自分の気持ちを誤魔化さない」などになると思います。自分の気持ちをまっすぐ見つめることができず、感情に流されて行動してしまうことは誰にでもあります。

 

しかし、少し考えて自分がどうありたいかに立ち返ると、本当は今どうしたいのかに気付くことができます。そして、ちゃんとそれに向けて行動する。これが自分と向き合うことになります。

 

ダンスをしていくときに自分と向き合う必要があるのはなぜか

ダンスをしていくとさまざまな感情が出てきます。できなくて悔しいや自分にイライラしたり、自信を失くすこともあります。ダンスだけではなく、クラスのメンバーや先生との関係にも問題が起きることもありますし、体を痛めたりすることもあるかもしれません。

 

ダンスをやっていてさまざまなことが起きる中で、どう行動するかの選択が出てきます。感情の影響も受けます。そこで、うまくいかないときに拗ねたり、素直になれないままでいると、本当に自分がしたいことと違う選択をしてしまうことがあります。

 

しかし、その遠回りになる選択もその人にとっては大切な経験なので、あってよいものではあります。私がもったいないなと思うときは、何度も同じ失敗を繰り返して、抜け出せないときです。また同じ状況になってると、気付くことがあると思います。そういうときに、自分と向き合うことができたら、本来の自分の進みたい道を見つけることができます。そうなると、上達も早くなるかもしれません。

 

自分との向き合い方

では、「自分と向き合う」とは具体的にどうすればよいのでしょう。自分との向き合い方の例を説明します。

 

  1. 出てきた感情を感じきる
  2. 自分が感じてることを受け入れる
  3. それならどうしたいかを感じる
  4. そのためにはどう行動すれば良いか考える

 

例えば、「レッスンで振り付けのときに自分だけ覚えられず、ほとんど踊れなかった場合」をやってみます。

 

1.出てきた感情を感じきる

自分だけできなくて恥ずかしい、情けない、悲しい、嫌だ、こんな自分は嫌い、悔しい、残念、馬鹿にされたくないなど

 

自分一人の時間を充分にとって、泣いてもいいし、落ち込みまくっても良いので思う存分感じきってください。誰かの励ましはまだいらないのです。ポジティブにしようとしたり、感情を感じないように違うことをしたり、逃げないようにします。とにかく、ただ感じるだけ。

 


2.自分が感じてることを受け入れる

こんな自分は嫌い→自分は自分を好きじゃないんだな、できない自分を愛せないんだな

できなくて恥ずかしい→できないことを恥ずかしいことだと思ってるんだな、周りの目も気になっているんだな

悔しい、残念→できないから悔しいんだな、できるようになりたい気持ちが強いんだな、覚えるのが苦手なんだな、緊張してるな

 

 

このようなかんじで、どういうことに対して感情が出てきているのか感じ、受け入れます。自分にはそういう気持ちがあるんだなということを知ることは大きな変化になります。

 


3.それならどうしたいかを感じる

振り付けを覚えられるようになりたい、人の目が気にならないようにしたい、自分を肯定したいなど


4.そのためにはどう行動すれば良いか考える

動画を撮って家で練習する

自分の踊りに集中する

できないのだから恥ずかしくて当たり前だという覚悟をする

できるところだけでも動いてみる

1つでも振り付けを覚える

できてる人に聞いてみる

なるべくリラックスして受ける

など

 

こんなかんじで、感情を充分感じきった後は、自分が自分のためにできることをしてあげる感じです。自分が自分の味方になるということでもあります。こんなふうに向き合わなかった場合、感情も抑えてしまいモヤモヤしたままになったり、落ち込みから立ち直るのに時間がかかったり、誰かのせいにしてやめたりするなども考えられます。向き合った結果、やめることもあると思います。自分に一番良いと思える選択ができたら良いと思います。
 
自分と向き合えなくても良い
先程も少しだけ書きましたが、これが絶対にできないといけないわけではありません。みんな自分に合ったタイミングで気付き、向き合っていけるようになります。

 

しかし人によってはどうしても向き合えないときもあるのです。大人になってもできない人はたくさんいます。向き合うことから逃げてる人は、それから逃げられないような経験をすることになったりもします。はじめはコツコツと自分の心の声を聞いていきましょう。

 

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