表現力のあるダンサーになるために知っておきたい3つのこと
今回は「ダンスで表現する」とは、どうすればよいかわからないという方に向けて書きたいと思います。
私自身は表現することが苦手で、笑って踊ることも専門学校に行くようになってから出来るようになりましたし、日常生活でも自分の気持ちを伝えることが苦手だったので、表情も豊かではなく、苦労した思い出ばかりです。
しかし、表現することの魅力や伝える力が素晴らしいダンサーに出会い、憧れて、自分なりに取り組んで、子どもの頃よりはずいぶん表現できるようになったと思います。
表現力って何?と聞かれたら、
「今、リアルに感じて出す力」だと言います。
よく、「笑顔で踊って」と言われた人がぎこちない笑顔になることがあります。無理やり笑うとそうなります。しかし、その笑顔が今を楽しんでる笑顔、今幸せだと感じている笑顔であれば、ぎこちない笑顔にはなりません。
なので、自然な表現をするには、
1.今実際に感じてることを出す
2.思い出したり、想像したりして、それを今リアルに感じて出す
になります。
1は実際にダンスを楽しんでる気持ちや、例えば失恋中で悲しい気持ちであるなら、その感情を表現したりといった、今の気持ちそのままを出すことです。2は、役者さんなどはみなこれをやってると思うのですが、想像力が必要になります。こっちは能力の差というのが出てきます。自分の世界をもっていたり、本を読むと映像が浮かんでくるような人は得意かもしれません。表現力には想像力がかなり影響します。そのため、ダンスで表現するために知っておきたいことの1つめは、「表現力をつけたかったら想像力を磨こう!」です。
1.「表現力をつけたかったら想像力を磨こう!」
想像力は表現力をつけたいなら、めちゃくちゃ必要な力です。ただ「立つ」ということでも、光の中に立ってるイメージと暗闇に立ってるイメージを持つのとでは、自分の内側も外側も微妙に違う雰囲気になります。また、両手を大きく広げる振りがあったとして、壮大な空をイメージするのと、このくらいのヘビの長さを伝えるというイメージでは、やはり違うニュアンスになります。この、微妙に違うニュアンスがとても大切な表現力なんです。
では、想像力を磨くにはどうすればよいのでしょうか。想像力とは何でしょう。例えば、「友人が風邪をひいた」と聞いて、「体きついだろうな」、「ご飯きちんと食べれてるかなー」など考えることも想像ですし、ショッピングに行ってほしい服と自分のタンスに入ってる服を頭の中で組み合わせることも想像です。また、何か言われたわけでもないのに、あの人から嫌われてるかもと考えるのも想像です。想像力は誰にもある力です。想像力の豊かさの差は、想像の広がる幅の差です。想像したときに感じることや気付くことの量の差とも言えます。
想像力を磨くには、子どもであれば、おままごとや積み木遊び、お絵かきなども想像力を育むのに良いです。自分でストーリーを作って、その世界で遊ぶことは想像力を育みます。大人も文字のみの本を読んで、映像を頭に思い浮かべたり、旅行など知らない場所に遊びにいって、想像を巡らせるのも良いと思います。
2.「自分を知ろう!」
「表現」といってもいろいろな種類があります。体の動きでの表現、表情、感情を表現すること、役を表現するなどダンスを通して表現できることは無限にあります。その中で、人によって得意なことと、苦手なことがあります。
私は役になりきって表現することはあまり得意ではないですが、自分の感情をダンスで表現するのは得意です。人によっては、体の動きで表現することは得意だけど、表情のレパートリーが少なく苦手という方もいるでしょう。人によってさまざまです。自分はどういう表現が得意なのか知ると、そこに向けての対策を考えることができます。
ここで詳しく説明したいことがあります。感情を表現することについてですが、感情にもさまざまあり、それらの中でも人によって表現しやすいものとしにくいものがある場合があります。笑顔で踊ることはできるけど、怒りを表現することが難しい人や、悲しみを表現することはできるけど、幸せな気持ちを表現することが難しいなど、表現しようとしてもなぜかできない、という方もいると思います。
それは、原因の1つに自分で自分に「感情のブロック」をかけていることがあります。例えば、怒ってはいけない、怒ることは悪いことだという観念があり、日頃から怒りが湧いてきていても、無意識のうちにこの感情を抑え、閉じ込めている場合、怒りの表現がなかなか出せなくなります。また、人前で泣いたり、悲しさを見せてはいけないと思ってる人は、悲しみを表現することに抵抗があり、出せなかったり、私は幸せになってはいけないという観念がある人は、幸せな気持ちを表現することに抵抗があるかもしれません。
逆に自分の中に閉じ込めている怒りがあり、人にはその感情を伝えることができないけど、ダンスという作品の中で、対象物が曖昧な状態であれば出せるという人もいます。表情したい感情がスムーズに出せない場合は、自分を観ると良いです。自分がブロックしている感情に気付くと、解決することもあります。ブロックしている感情があれば、それを表現することを自分に許してみてください。
3.「基本的には自分の中にある」
自分に与えられた役や、自分が踊る機会を与えられた作品は基本的には自分に必要な何か学びがあることが多いです。表現する作品に必要なことは、準備として知識を取り入れたり、前もって学習することは素晴らしいと思いますが、探しても探してもピンとくる材料がない場合もあります。そのときは、「自分の中にあるからできる」場合があります。自分はどう表現したいのか感じ、イメージしてみてください。
また、自分のイメージを膨らませることはとても大切です。映画を見たり、写真を見たり、人間観察したり、日々の感情を大切にしっかり感じたり、それらも表現力アップに必要な要素です。日々の生活やいろんな経験がその人の表現を豊かにする材料です。
いかがでしたか?表現力のあるダンサーになるために知っておきたい3つのことをお伝えしました。ここで、私が最近みて感動した動画をご紹介します。でも、こちらFacebook経由でしか見れないのか、何度探してもその動画のURLが見つからなかったので、見れない方がいたらごめんなさい。
こちらの0'25〜0'45あたりの想像の中で状況を説明する表現力が素晴らしくて、グっときました。ダンスの動画ではなく、子どもたちが手話で話してる動画です。手話もダンスも同じですからね。
https://www.facebook.com/NHK.heartnet/videos/1893893733995575/
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