子どもの好き!を伸ばす個性的な石川流ダンスクラス
以前、私の教えていた、あるキッズダンスクラスには、年長さんから小学3年生までが男女7人習っていました。
このクラスは、初めてダンスを習う子たちばかりの新しいクラスで、みな体験レッスンを受けて、楽しいと感じ入会してくれたメンバーです。
で、このクラス、やっていくうちにいろんなことが分かってきました。
まず、年長の女の子1人はダンス自体はそんなに好きではないが、何かになりきること、アイデアを出すのが得意だということ。
また、ある男の子1人は、これまたダンスには興味がないがみんなをまとめるリーダーシップがとりたいのと、目立つのが好きだということ。
あとの5人はダンスに興味があったり、大好きまではいかなくても、まぁまぁ好き。
私のやり方としては、まずダンスを大好きになってもらうことを重視してます。好きになったら、勝手にどんどん上達していくので。
でも、先ほど説明した2人はストレッチもリズムトレーニングもきちんと取り組むのですが、たまに意識がとんでるようなときもあり、
なので、私も楽しめるように
思考をこらして無理なくやってもらうんですがね、
で、この2人はそれぞれキラキラするタイミングがありまして、
まず女の子の方は、ダンスの振りを教えたとき。ある日は、人魚姫をテーマにダンスの振り付けをつくって教えたのですが、その子は
”私はフランダーがいい”
というんですね、
ディズニーのリトルマーメードに出てるアリエルのお友達?!のお魚。
ほとんどの女の子たちがアリエル希望な中、
その子はフランダー。
いいね!!と、私はフランダーの役でやってもらうことに。
もうそしたら、人魚姫ならこうだけど、フランダーならこう!と、振り付けに対するアイデアが天才なんですね。
この子の魅力に気付いちゃった私は、
アイデアをまかせることに。
表現力となりきり力、そのアイデアは面白くて私はとっても好きでした。
発表会に向けての練習になると、
他の子の役にもアイデアを提供したり、
みんなでこうしたら面白いと私に提案してくれたり、とても素晴らしい活躍でした。
役や設定についても、理解が深かったので、
この感じはこのシーンには合わない、おかしいのではと質問もしてくれて、わたしもここはこういうふうに見せたいと、詳しく説明してました。
作品をつくる際のアイデアを出してるとき、自分のイメージに合ったシーンを演じてるとき、すごくキラキラしてます。
そして、もう一人の男の子。
レッスン中よくしゃべる。みんなを盛り上げる、挨拶の号令は自分が仕切るというリーダーシップぶりで、クラスのムードメーカーです。
目立つのが好きなので、面白いことをやってはみんなを笑わせ、表現力もあって、ダンスというより演じるのが上手でした。
そして、会議がしたい!というんですね。
レッスンが終わったあと、みんなを集め、リーダーになってテーマを決めて会議をするのですが、そのときすごくすごく楽しそう。
お題がさまざまで、あるときは、
”歯が何本抜けたか”なんていうダンスに全然関係ないことを話してて、笑えました。
なので、お題は一応ダンスについてにしてもらい、レッスンがスムーズに行くにはどうするか、どんなダンスをするかなど、みんなで決めてもらいました。
発表会でも、みんながつくったストーリーや、会議で決まったキャスティングでやったりと、とても楽しくてみんなの意見のつまった思い入れのある作品ができました。
ダンスクラスという名前だけど、
子どもの好きを伸ばすクラスでよいと思ってます。
体験レッスンをして入ってくれた子の中には、
ダンスが楽しいと感じて入ってくれた子もいれば、
みんなと活動するっていうのが楽しい子もいたり、
役になりきるのが好きな子もいたり、
どこに魅力を感じてくれたかは子どもによって違うのです。やっていく中で、ダンスの魅力に気付いたり、夢中になっていく場合もあるし、
反対に飽きていく場合もある。
それはそれでいいと思います。
他に好きな事を見つけていってくれたらなーと。それぞれがいろんなことを感じ、自分の好きなこと、得意なことを知り、伸ばしていってくれたら、とても嬉しいです。
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